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天地明察!興居島のカサネ石。

冬至と春分のちょうど中間の太陽軌道である雨水から二日。
久しぶりに感動しました。

2年前から狙っていた白石の鼻対岸にある興居島のカサネ石。
http://haku1414.blog44.fc2.com/blog-entry-238.html

gogoshima_2.jpg


霜降(秋分と冬至の中間)、冬至の前後など10回くらい挑戦しましたが、なかなか時期と時間の特定ができなかった巨石ですが、本日やったと解明しました。

天地明察!です。

今日は大事(昨日は帰ったら2時だったしなぁ)な仕事の納品物を納め、天気が良いので早退。自転車、車、船を乗り継ぎ興居島へ到着。

小春日和でやや暖かい。

波も静かです。

ただ、予想より満潮です。

20130220_1703_興居島


まだ、予定の時間より1時間ほど早いので、暫し潮騒を聞きながら瞑想。

落ち着け、落ち着け。。

連日の疲れからか、ポカポカ陽気もあり、冬なのに砂浜でうつらうつら眠ってしまう。

目が覚めるとやや潮が引いて来ているような感じがした。

チャンスは有る!

冬場の海は寒いしワンチャンスだ。

海入る時間を最短にするため予定の時間17時17分前後の10分前の17時5分に決行することに決めた。

家で着替える時間がなっかたので、誰も居ない砂浜でスッポンポンで水着に着替える。(笑)

セータは脱ぎ、上はワイシャツで行く。カメラとコンパスを入れるポケットが必要だから。

・・・・

17時05分・・GO

誰も居ない海に一人で歩き出す。ほとんど危ない人間に見えるかも・・(笑)
(注:良い子は真似をしないように!命に関わります。)

目指すは50m先のカネネ石。

しかし、意外に海水が冷たい。当たり前か。。冬場の海だ。

ウォーミングアップをして体をもっと温めて入るんだったと少し後悔。

腰まで海水がきて、足の感覚が麻痺するくらいに冷たい。

それでも波に揺られながらも少しづつ前へ前へ。

胸まで海水が来る。

きつい。今日は無理か?

ポケットのカメラが濡れそう。

カメラを手にもち頭の上へかざし、ゆっくり歩く。

カメラを持っていかなければ意味がない。

カサネ石までもう少し。

胸までの海水。波が強ければ転倒するだろうが、幸い波はあっても倒されるほどではない。

ゆっくり進んでいくと、もうこれ以上は深くならないようだ。

そして、幸いなことにカサネ石に近づくと海水が少し暖かく感じてきた。

よし、これなら行ける。

・・・

カサネ石に到着。

到着してすぐカサネ石のスリットの隙間に覗き込める位置まで登る。

体が重く、五十?肩で痛めた肩も痛い。やっと2段目に登る。

そして、スリット線を覗き込むと。。

そこには、白石の鼻の亀石と同じような神秘的な光がまっすぐに差し込んでいた。

20130220_1709興居島


20130220_1710興居島

20130220_1712興居島


お日様、有難う!

天地明察だ!

20130220_1715興居島

20130220_1716興居島



白石の鼻巨石群の三ツ石、亀石、夏至の三ツ石。生名島の弁天岩。そして興居島のカサネ石。

全て、精密に太陽軌道と合せている。

教科書に載っていなくても。主要な学説から大きく外れていようとも。最高学府の研究対象ではなくても。

この目の前にある事実は曲げられない。

ストーンヘンジやニューグレンジ、カルナックなど世界と同じように日本古来にも、巨大な石を運び、建設し、そして天体の動きに熟知した科学知識を持った人々が居たことは確実だ。

そして、それはこの海水面がもっともっと低い時代だったでしょう。

僕はそれを、今日から磐座(イワクラ)文明と呼ぶことにする。

20130220_1711興居島

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興居島・鷲の巣海岸のカサネ石

久しぶりに新しい巨石群の調査をするために高浜から興居島へ渡った。

かねてより気になっていた興居島、鷲の巣海岸にある巨石を確認に行くためだ。

ネット上の紹介の写真等を見る限り、かなり期待を持たせるものであった。

現場に到着すると丁度、干潮で、鷲の巣海岸にある通称「カサネ石」はその全貌を見ることができた。

gogoshima_1.jpg



裸足になって、海に入りカサネ石まで行くと、これが白石の鼻巨石群のプロトタイプ(縮小版・実験版)であるということが良くわかる。

基本的なつくりは同じだ。


僕が注目しているのは巨石群と太陽運行との関連性なのだが、太陽の軌道を測るには、レイラインとしての太陽光が通る空洞かスリット線、あるいは正確な斜面が必要だがこの「カサネ石」にはそれらが全て揃っている。

gogoshima_2.jpg

gogosima_3.jpg



この「カサネ石」をただの石の集積として見た場合は何も感じないかもしれないが、注意深く観察すると中央に僅か1cmばかりのスリット線が切り込まれていることが判る。

ここの方位度を測ってみると約250~255度の範囲と思われる。

春分には太陽は真西に沈むでの水平線上だと方位度270度に太陽は沈む。

約15~20度このスリット線が南よりということも白石の鼻の三ツ石の観察からよく理解できる。

このスリット線上に丁度、釣島があるから釣り島の山並みに沈むので方位度は少し南下するだろう。

おそらく春分・秋分の釣島へ沈む夕日に合わせて切り込みのスリット線を入れていると推察します。

gogoshima_5.jpg
(おそらくこのスリット線に秋分の太陽光は通過するだろう)


また、この巨石群に「矢穴」の跡を確認しました。

gogoshima_6.jpg

gogoshima_7.jpg

gogoshima_8.jpg


ただ、これが石材として利用するため石を割ろうとしてクサビ(矢)を打った跡というよりも何か目印とするための矢穴のように思えます。

金山巨石群調査資料室のメンバーのアドバイスより、白石の鼻巨石群が天体観測装置なら近隣にもかならず同じような遺跡があるはずと指摘を受けていました。

その一つの候補が見つかった訳です。

半年後が楽しみですね。期待を持たせます。(^^)/

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生名島の巨石3~秋分の朝日

昨日は秋分。久しぶりにドキュメンタリー風に書きました。

生名島の巨石1
生名島の巨石2

もご覧ください。
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9/23に秋分の日、僕はこの日を狙っていました。

それは、前から注目していた生名島のメンヒル(立石)、弁天岩である。

ikina_1.jpg


この巨石は6月の予備調査の時に、岩が二つに割れ隙間があることを確認していた。

その隙間はほぼ真東90度前後を指示していた。

ikina_4.jpg


ということは、これまで白石の鼻巨石群で確認してき、自分なりの理論である太陽運行と巨石の配置、造形からすると秋分(春分)の朝日はこの隙間から昇っていくはずだ。

このシュミレーション(試算)が正しいとすると、すなわち「白石の鼻で検証してきたこと仮説」がより正しいということになると考えている。

そして、イワクラサミットでも説明した。瀬戸内海巨石文化の実像により近づくことができるだろう。

太陽運行との関連性をほぼ解明した松山市の白石の鼻巨石群と、尾道大学の先生方が解明してこられた尾道四山の巨石群、それらを結びつける中間に位置するしまなみの巨石群は僕にとって瀬戸内海巨石文化を実証するミッシングリングなのである。

そして、しなまみの巨石群は都合が良いこととに2000年以上前の弥生時代の巨石信仰の遺跡でるあるということが教育委員会にも認められているのである。

瀬戸内の古代の巨石遺跡が太陽運行と連動しているということ。

それを狙っていた訳でです。

朝4時前に家を出ようとすると満天の夜空に星々が輝いていました。

「うわっ。綺麗!」

家の明かりがほとんどない深夜は夜空がこんなにも綺麗なのかと感謝感激。

まさに宇宙に居るという感覚でした。

これは期待できると胸も高まり、しまなみ海道に向かって真っ暗な中、車をブッ飛ばしてく行く。

すると、しまなみ海道に入ってから急激に眠気をもよおしてき、また、夜空も少しづつ白みかけてきました。

間に合うか! ちょっと心配。

というのも生名島のフェリーは始発が6:15分だからです。

日の出は水平線上で5:57分。

その20分前後の差が生名島から見た因島の山並みに邪魔され日の出が遅れると好都合な訳です。

5時40分頃、長崎港へ到着。前から3番目だ。

生名島に着けばダッシュしなければ日の出には間に合わないだろうと考えながら少し仮眠。

6時を過ぎて少し経つと、生名島の立石山の頂上付近が朝日に照らされ始めた。

「うわっ。まずい」

早く麓に行きたいのに海が邪魔をする。行けない。

次第に朝日の光が山の下に向かって伸びていく。

6:15予定どおりフェリー出港。

生名島の立石港まで約3分。

到着。

到着するとみんなが左へ曲がるのに僕だけ右へ三秀園へブッ飛ばす。

車を駐車場に止め、弁天岩に猛ダッシュをかける。

6:20。

「やっと着いた」

「お日様はどこ?」

弁天岩を見上げるとお日様はまだ、上部の当りしか照らしていない。

何とか、間に合ったようだ。

隙間を覗き込むと太陽が全く見えず、太陽の方向も判らない。

岩から離れると前方にある家の屋根にお日様がかかっているようだ。

隙間は直線になっており地上部から覗き込むとこの方角上に見えそうになかった。

「はずれたのか?」

少し不安が持ち上げてきた。

そうしているうちに弁天岩を照らす朝日が少しづつ降り来て、隙間の上部に掛かっていることに気が付いた。

あそこまで視線を持っていけばと思い直し、隙間の下部にある岩に昇り、そこから隙間を覗き込んできた。

すると。。。


20110923_0625_ikina
(H23/9/23 6:25分頃、生名島の弁天岩の隙間から昇る秋分の朝日!)


「やった!」

お天道様有難うございました。

仮説は正しかった。

秋分の朝日が温かく僕の顔を照らしてくれていました。

「顔晴れ!」

と言うように。。


つづく


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プロフィール

篠澤邦彦

Author:篠澤邦彦
 H20.1月に偶然、通りかかった瞬間に「白石の鼻」の巨石がオーパーツであると直感。その後、集中的に調査・研究し、春分(秋分)、夏至、冬至の二至二分の夕日のラインと巨石群が整列することを実証。秋分の3日前に地元住民等と協力して「秋の夕日の鑑賞会」、12/14に「冬の夕日の鑑賞会」を成功させる。9/27にイワクラミット(神戸)にて研究レポートを報告。歴史研究会12月号「白龍石の謎」が掲載される。現在、「白石の鼻」巨石文化の可能性について研究・情報発信・普及に努めている。
モットー「固定観念をぶっ飛ばせ!」

郷土史研究家
(主に先史時代の巨石文化について探求しています)
全国歴史研究会会員
イワクラ学会会員

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